コーヒー万能説

自分の好きなものや

自分が得意なもの、

自分が信頼するもの。

例えばぼくの場合は

それがコーヒーなわけですけど、

そういう、大好きなものに対して

よくこう思う。

それを使えば、

あらゆることが可能なんじゃないか。

おいしいコーヒーを淹れるという

ただそれだけのことによって、

ぼくにとって嬉しいあらゆること、

あらゆる願いが叶うのじゃないか。

素晴らしい出会いが生まれるんじゃないか。

やりがいのある役割を任されるんじゃないか。

おもしろい出来ごとが起こるんじゃないか。

これらはわりと実際にそうなっている。

と思います。

でも、あらゆることが可能である

ということは、

あらゆることが可能であるってことです。

だから、

おいしいコーヒーを淹れることによって、

でかいテレビが手に入る、とか、

分厚い牛肉が食べられる、とか、

休日にちょうど晴れる、とか、

信号がずっと青、とか、

国の要人と友だちになる、とか、

ＡＭラジオの入りが良い、とか、

恋が実る、とか、

そういうことも

コーヒーが原因となって

起こり得るということです。

ということを、

わりと本気で信じてる。

何も起こらないのは全部、

淹れたコーヒーのおいしさが

足りなかったから。

というふうに思ってます。

わりと。

大好きで、

それを信じてみよう、

と思ったものだから。

でも、そういうのって、

誰にでもひとつは

あるんじゃないのかなあ。

絵を描く人。

音楽を奏でる人。

物語を描く人。

料理をつくる人。

花を育てる人。

将棋を指す人。

もちろんそれ以外にも。

皆、それぞれ、

自分が魂を込めてやってる

そのものが、

それをやることが、

それを人々に伝えることが、

あらゆることを可能にする

と信じているのじゃないか。

誰でもひとつはもっている、

そういう、信頼に足るもの。

ぼくの場合、

いまそれはコーヒーなので、

コーヒーを淹れるわけです。

本気で真剣になれるものに対して

本気で真剣になれば、

本気でなんでも叶う。

これは、ちょっと、うそじゃないです。

けっきょく何が言いたいのかというと、

だったらいいな！

ということです＾＾ｖ