#セトコーヒー

出張カフェのスケジュールや、コーヒーにまつわること書いてます。

オフィスと水筒

こだわって作られた道具というやつが好きで、

その用途で最大限のスペックを発揮すべく

デザインされたディティールとかに

くらくらする。

その用途でヘビィに使用してはじめて真価がわかる、

そういう奥ゆかしさにも。

 

コーヒーポットとか、玄翁とか、

メッセンジャーバッグとか、穴熊囲いとか、

QWERTYとか、新潮文庫とか。

 

そういうわけで、仕事をしていて楽しいのは、

その仕事で使われることに特化した

道具(ツール、システムなど)を扱ったり

扱われたり出来る部分です。

 

あと、普段使いの道具を職場に持ち込むと、

その道具の意外な利点が発見できたり。

それに関して。

ぼくはノット・セトコーヒー時は、

オフィスで電話の仕事をしているのですが、

水筒が活躍する。

声がだいじなので、水分がだいじ。

水筒は誰もが持ち込んでいる。

 

話しているとき、キーボード操作をしつつ、

素早く喉をうるおすことができること。

PCなど精密機器にこぼしにくいこと。

とかが、この仕事における水筒に求める機能だ。

そして、自席を彩るインテリアでもある。

オシャレさもけっこう大事。

 

たくさんいる社員の、どんな水筒を使っているかを

みるのは楽しい。

かわいいの、かっこいいの、大きいの、

ワンタッチなの、など、こだわりを感じる。

デキる先輩が、キャップ式の缶コーヒーとか

だったりするのも、かえってクールに感じられておもしろい。

 

整然とした職場です。

机の上にあるのは、仕事のツール

その中で、水筒は、持参できる。

その筒に、アイデンティティがある。

 

ぼくはもっぱら、ドリップコーヒーを淹れていくのですが、

愛用の水筒は、開口部が広い作りのため、

香りで周囲を攻撃することが出来る。

持ち込み物にルールのある仕事場で、

そんなことが出来るのは、筒状の自由がゆるされているから。

 

とか、そういう、用途を発見できるのも、

仕事で使うからだろう。

 

まだまだ、この水筒を隠れ蓑にした、

職場で出来る遊びはたくさんあるだろう。

電話の仕事は、水筒という道具の可能性を

検証する実験場である。ちがう。