#セトコーヒー

出張カフェのスケジュールや、コーヒーにまつわること書いてます。

昼の酒場のセトコーヒー おしまいその3とこれから

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先日参加させていただいた、

天満ナチュラルマーケット vol.1。

「セトコーヒー」に

フォーカスを当てて書いていきます。

写真は、会場となったBAR

「てんまのいえ」のバーテンさんの提供。

 

さて、ぼくはカフェでの出店でした。

メニューはあえてシンプルに、

コーヒーのみ。

あえて唯一こましにこなせることだけを

あえてやりました。

あえて。

いや、あえてですよ。

 

ホットコーヒーとアイスコーヒー。

 

前回、4月25日の出張カフェからの

約1ヶ月のあいだ、

試行錯誤を繰り返した

渾身のコーヒーです。

試行錯誤を繰り返して

いろんなやりかたを試して、

いろんな角度からアプローチして、

やっぱり普通の方法が一番と気付いて、

普通に淹れたコーヒーです。

普通においしいんじゃないかなあ!

 

ホットコーヒーは、以前のエントリで書いた、

ハリオV60ドリッパーで淹れました。

信頼のおける販売店で

選んだ豆を使い、

ドリップする。

ご注文いただくたびに、

一杯一杯、

その場で豆を挽いて、淹れる。

おれのコーヒーをくらえ!

と、まごころを込めて淹れました。

届いたかな?

くらったかな?

 

今回はとくに、

アイスコーヒーをがんばってみた。

アイスコーヒーを真剣に考えてみた。

コーヒーはホットが最高なのか。

最高のアイスコーヒーは無いのか。

そう思って、答を求めておとずれたカフェで、

フルートグラスで供される

「クラウン」という名前のアイスコーヒーを

飲んだ。

あるじゃないか!

最高のアイスコーヒー!

最高のアイスコーヒーって、

いや、

なんでもそうだけど、

最高のものって、

それに触れた瞬間、

他がどうとかいうのは全部頭の中から

消え去って、

ただ、それだけの世界に引き込まれる。

これを作れたら、

コーヒー一本で勝負できる。たたかえる。

 

そこからアイスコーヒーのことばかり考えた。

寝ても冷めてもアイスコーヒー。

近くても遠くても、

そこに居ても居なくても、

アイスコーヒーの存在を感じる。

どうしようもなく考えてしまう。

 

目指すのは、

濃くて豊潤でどこまでも澄んだ、

結晶のようなアイスコーヒー。

氷は入れない。

きんきんに冷えたのをゴクゴク飲むという

清涼飲料的なアイスコーヒーではなく

あくまでも味を愉しむ

嗜好品としてのアイスコーヒーをつくる。

 

仕込みは出張カフェの前夜に行った。

フルシティに煎られた豆を挽き、

ふるいにかけて微粉を取り除き、

ネルでじっくり抽出し、

サーバーを冷水につけて

迅速に冷却し、

冷蔵庫で一晩ねかして

味を落ちつかせる。

 

そうして完成したこのアイスコーヒーは、

果たしておいしいんだかどうなんだか、

なんだかいろいろ考え過ぎて

自分では味がよく

わからなくなっていたのでした^^v

 

ちなみに、こんな感じで提供しました。↓

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まあ、

皆さんに「おいしい!」と

言って頂きました。

(ホットも!)

なのでもしかすると

おいしかったのかも知れません。

そうなのかなあ。

だったらいいな。

えへへ^q^

 

今回も嬉しいことがたくさんあった。

基本的に出張カフェやれてることが

嬉しいのですが――

いや、というか、

一日に何度も何度も珈琲をドリップ出来て

しかもそれをひとに飲んでもらえるってことが、

これが、もう、

めちゃめちゃ楽しくて嬉しいのですが、

そうじゃなく、

やっぱり、

出会いですよ。

出会い、再開。

ぼくにとっての、

そして、お客さん同士の。

 

前回もそうだったけど、

イベントのメインは

「セトコーヒー」ではもちろんない。

だからこそ、

普段関わりのない人や、

関わりのない分野の人が来りもする。

で、ぼくのコーヒーを飲んでくれたりもするので、

ちょっとお話をしたりもするわけで、

そこから意外な展開が生まれたりする。

手話サークルの活動してるとこに

珈琲いれにこない?

とかね。

 

“ろう”のお客さんと話したんですけど、

コミュニケーションは主に

手話と読唇で行う。

ぼくは手話ができないので、

こちらのくちの動きを見てもらうんですけど、

スムーズに伝わらない部分もある。

伝わらない場合は筆談する。

このお客さんと話していて、

こちらの言うことや意味や感情を

すごくわかろうとしてくれているのが

嬉しかった。

なのでぼくも伝えようと

くちの動きや表情を

大きくしたりする。

わかろうとしてるひとに

つたえようとしながら話すの楽しい。

でも、

そうしながら、

普段ぼくってわかったふりをすることが多いなあ、

ということに気付いたりもした。

で、さきほどの、

手話サークルへの出張カフェのお誘いである。

いいきっかけだと思った。

 

コミュニケーションて

相手を理解するもっとも有効な

方法だと思う。

理解するのは楽しい。

理解できると安心する。

理解すると仲良くなれる。

そして、

理解できると理解できるものが増える。

たくさんの人のことを理解できれば、

たくさんの人と理解しあえれば、

たのしく人生おくれるってことだ。

 

相手を理解する最も有効な手段は

コミュニケーション。

ではそのコミュニケーションのために

必要なものは。

共通の言語やジェスチャー?

くちを大きく動かすこと?

ボディランゲージ?

豊かな表情?

どれも惜しいけど、ちがう。

コミュニケーションのために必要なもの、

それは、

「相手の二とも⊃と矢ロりT=レヽTょ⊃てゅぅ≠モ千」

である。

 

なんか、そうゅぅ≠モ千を

自分の中に入れられそうな予感が

したんですね。

だから手話サークルへ…っていう話、

いい話だと思った。

というのもちょっとはあるけど

機会あればどこでも嬉しいです!!!!

 

 

はなしが脱線した気もしますが、

そんなわけで、

出張カフェ、これからも続けます。

 

これで、5月25日現在、

今後行う可能性のあるのは――

 

「セトコーヒー《世界の合言葉は森》篇」

「セトコーヒーの心が大事」

「ポケットの中のセトコーヒー」

 

の3本ですね。

 

実現へ向けて、

いっしょうけんめいがんばります。

よろしく!